ゴミってナニ?資源ごみ、家庭ごみの定義を解説!なるほど!!!
生きて生活している限り、家庭からゴミは出ます。
分別ごみも厳しくなり、資源に戻っていくゴミもあります。家庭ごみっていうのは基本的に生ゴミですよね。
野菜の皮や魚の骨、みかんの皮とか。
元々なぜゴミと呼ぶのでしょうか?
資源ごみはゴミなのかな?
家庭ごみってどのくらい出るんでしょうね?
ゴミの語源・由来
主に農家で「木の葉」を表した言葉で、各地の方言にも木の葉を指す言葉として残る。
長野県には、木の葉を「ゴミ」、落ち松葉を「マツゴミ」と呼ぶところがあります。
愛知方言では落ち葉松葉を「ゴ」と読んだり、京都では「ゴを掻く」といった表現もあります。
という意味で「ゴミ」となったのか定かではない。
また、鎌倉前期の「平家物語」には「水田のゴミ深かりける畔(あぜ)の上に」とあり、どぶなどに溜まる泥を指す言葉として使われているため、はじめはどぶに溜まるものとして「木の葉」を意味していたのではないかと推測される。
「塵(ちり)」や「土ぼこり」の意味になったのは近世以降で、ゴミは不要物であるため、そのころから「取るに足らないもの」「役に立たないもの」の意味にも使われ始めた。
昔の人にとってのゴミは木の葉以外にはありえなかったのではなかろうか?
物がないから何度も何度も繰り返し大切に使い、
更に他の使用目的に転用して無くなるまで使い続ける。
昔の文化には「循環」という考え方があったのです。
木の葉とて、肥料にしたり暖を取ったり、さらに灰を利用したりと循環の一部として活躍していました。
もしかしたらゴミという解釈は「焼却処分する」といった考え方から生まれて生きたのかもしれません・
落ち葉も昔の人は家の前で焼き、更にその場で不要なものはいっしょに焼いたはずです。
焼くことで体積を減らし、片づけるという考え方です。
少し前まではビニールやナイロン系、プラスチック系のものを焼くと発生する有害物質の存在が認められていなかったから、ゴミ収集に出さず、自宅で焼却処分していた家庭も多いはずです。
いつしか「ゴミ」は「取るに足りないとか役に立たない」といった都合のいい解釈に変わってしまいました。
資源ごみとは
資源ごみは、一般に再資源化が可能なゴミの総称。
主に缶・ペットボトル・瓶・紙類・電池・金属塊など。
資源ごみは特定の業者にもっていくことによって換金できるもののあり、(缶・紙類)、ホームレスの生活費稼ぎの一つにもなっているほか、学校や地域コミュニティで持ち込み募金、車いす寄贈などを行っているところもある。
生ごみ処理とは微生物と友達になること
自治体のごみ処理は「焼却」と「埋め立て」です。
ところが生ゴミだけであれば、別に「焼却」する必要はなく、微生物分解してもらうことが出来ます。
ひと昔化ふた昔前には、家庭から出る生ゴミは畑にもっていってし尿と混ぜて、たい肥にしていましたね。
自然の微生物が生ゴミやし尿を分解してくれていたのです。
残念ながら、この循環型の仕組みは化学肥料の普及ですたれてしまっています。
また、田畑が生活から切り離され、ゴミ回収システムが働き始め、「甘ゴミは微生物が分解してくれる」ことすら、私たちは忘れてしまっています。
ただ下水処理場や堆肥化施設では、微生物による糞尿の分解が行われています。
いずれにせよ、生ゴミは燃やさなくても処理できるのです。
この事を覚えておいてくださいね。
微生物の働き
土の中には数多くの微生物が存在しています。
小さじ一杯の土には1億もの微生物が居ると言われています。
微生物には、最近(バクテリア)、糸状菌(カビ)、放線菌などに分類されます。
細菌の中には、酸素を必要とする「好気性細菌」と酸素を必要としない「嫌気性細菌」が居ます。
これらの微生物は、生ごみを喜んで食べて分解し、二酸化炭素や水蒸気、アンモニアなどを作り出します。
有機物(生ゴミを喜んで食べて分解し、二酸化炭素や水蒸気、アンモニアなどを作り出します。
有機物(生ゴミ)の分解中の有機物の種類や量、死分量や酸素量、温度などによって、微生物の種類は変わってきます。
糸状菌が分解し、次に乗船金が分解し、最後に細菌が分解するというここでも循環社会が形成されているのです。
昔は畑にみかんの皮なんかを捨てたら、いつの間にか土になっていましたが、最近では腐敗していますね。
分解する力を人間が自然から奪ってしまったからですね。
微生物農法っていうのを実行されている方も増えてきましたが・・・。