お冷とお水の違いは?由来ってあるの、どちらが正しい呼び名




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みなさん、飲食店で『お冷ください』とお願いしたことはありませんか?それとも、『お水ください』と言う方でしょうか?

このお冷とお水、呼び名は違いますが、中身も違うものなのでしょうか。そもそも、お冷って何?お冷の由来って?

何気なく使っているこの2つの言葉、由来を知ることで違いがわかるかもしれません。

そこで今回は『お冷とお水の違いは?由来ってあるの、どちらが正しい呼び名』ということについて調べてみました。

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お冷って何?

簡単に言うと、水です

  • お冷の意味
  • お冷の語源と由来

【お冷の意味】

お冷とは水のことです。特に冷たい飲料水のことをさします。

英語ではcold (drinking) waterなど言いますので、冷たいというところがポイントかと思われます。

主に居酒屋や料理店で使われることが多い言葉です。

似たような言葉として、お冷やし・上水などがあげられます。

【お冷の語源と由来】

女房詞では『お冷やし』と言いますが、それの略された言葉だそうです。

女房詞って?

女房詞(にょうぼうことば)と読みます。

室町時代の初めころから宮中に仕える女房が使い始めた、隠語的な言葉です。語の頭に『お』をつけることで丁寧さを表したり、語の終わりに『もじ』をつけて婉曲的に表現する文字詞などがあります。

丁寧さを表した言葉として、おかき・おかず・おじや・おでん・おにぎり・おはぎ・おはぐろなどがあります。

優美で上品な言葉遣いとされていました。主に衣食住、特に食べ物に使われることが多いです。

最初は女性が使う丁寧な言葉として使われていましたが、江戸時代以降は宮中に仕える女房だけでなく、将軍家に仕える女性にも広まり、やがては武家や町屋の女性・男性へと男女問わず普及されるようになりました。

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お冷とお水の違いって?

同じ、水のことをさしています

  • お冷とお水の違い
  • お冷が通じないこともある

【お冷とお水の違い】

『お冷』は丁寧な言葉ということがわかりましたが、それでは『お冷』と『お水』の違いとはいったい何なのでしょう?

実は、お冷もお水も同じ『飲み物の水』をさしており、同じ表現なのです。

もっと詳しく掘り下げてみましょう。

『お冷』は居酒屋や古い老舗の料理店で使われることが多い言葉です。

一方の『お水』は、水という単語に『お』という丁寧語をつけた言葉です。

たとえば、家にいるときは「お水ちょうだい~」なんて言うこともあるかと思いますが、なかなか家の中で「お冷ちょうだい~」とは言わないですよね。

場所によって使い分ける言葉なのです。

【お冷が通じないこともある】

お冷とお水、同じ物だということがわかりましたが、最近では『お冷』という言葉そのものが通じなかったり、使われなくなってきているようです。

年配の方はだいたいおわかりだそうですが、若い人は「お冷って何?」と、この言葉自体を知らない人も増えているのです。

よくよく考えてみたら、同じ言葉の意味合いを持つのであれば、「お水ください」で十分通用するわけです。

お水のつもりで「お冷ください」と頼んだら、冷酒が出てきたなんて話もあるそうです。

ちなみに、『お冷』=『お水』ですが、『冷(ひや)』=『清酒を冷やしたもの』になります。

うっかりして言い間違えないように気をつけないといけませんね。

もともと『お冷』は隠語的表現でもあるので、業界用語としてとらえられることもあるようです。

若い店員さんであれば混乱することがないとは言いきれませんので、「お水ください」とストレートに頼んだ方が間違いはないように思います。

いかがでしたか?

今回お冷とお水の違いについて調べてみましたが、語源はかなり古いものであることをはじめて知りました。

私は世代的には『お冷』という言葉を知っていますが、実際使ったことはありません。

ひょっとしたら、『お冷』という言葉はだんだん使われなくなっていくのかなあ、と思ってしまいました。

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