手術、怖い?【不安を克服するには、担当医を信じる事です】




人生のうちで一度も手術を受けずに済む人というのは結構珍しいのではないかと思います。

病気だったり、怪我だったり。

中には怖くて不安で、ナーバスになってしまう人も居るでしょう。

それを克服するには、やはり担当医とよく話し合い、担当医信じるほかないと思います。

手術によって難易度もありますが、特に初めての手術の時は、それは怖いと思います。

事故とかに遭って、自分の知らないうちに手術を受けてしまう人はそんなことはないと思いますが、何日にって、手術日が決まり、前もって入院して、担当医と打ち合わせをし、ベッドで待っている時なんて、不安で押しつぶされそうになるのではないでしょうか。

手術直前になって、さぁ点滴を始めましょうなんて言うときに、担当医をもう信じてしまう他、怖い不安という感情をを克服する手段はありません。

手術の流れをよく知ることで不安も軽減されると思います。

まず、自分の病気を勉強してみましょう。

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手術前の検査

1.手術の検査を進める

まず手術をする原因となる病気の検査を進めます。

もちろん病気の種類によって行う検査は様々。

心臓の病気なら心電図、心臓エコー、CT検査は必須。

胃や腸の病気なら、胃カメラや大腸ファイバーの検査、骨折の手術ならX線検査、脳の手術なら血管造影検査が行われます。

このように各手術にはそれぞれ特殊な検査が追加されますが、どの手術を受ける場合でも、必ず術前に行われる検査があります。

それは血液一般検査、心電図検査、胸部エックス線検査、呼吸器検査です(呼吸器検査は小児の場合には行いません)

これらはスクリーニング検査と呼ばれ、患者さんのご負担は採血時の針の痛みだけです。

スクリーニング検査を行うことで、手術前の患者さんの全身状態がわかり、手術の合併症発症リスクを予測します。

以下でスクリーニング検査について説明します。

★一般採血検査

貧血や出血傾向の有無、肝臓や腎臓機能、血糖値、感染症の有無など、血液には重要な情報がたくさん詰まっています。

また甲状腺の病気や膵臓、脳の病気などでは、血液ホルモンの数値も調べます。

術前血液検査の結果と実施される手術内容で、手術用の血液準備量が決まります。

また、今まで気づかなかった隠れ糖尿病が見つかることもあります。

重症な糖尿病が見つかった場合には、手術をキャンセル延期して、血糖コントロールを行った後、手術を行う場合もあります。

病気によっては複数回採血が必要ですが、通常は手術用には1回の採血です。

★心電図検査

心臓機能検査として、心電図検査はとても有効です。

患者さんには、日常生活には支障がない心臓の病気が隠れていることがあります。

手術前に心電図を撮り、不整脈や無痛性の心筋梗塞の跡が見つかることも。

この場合には、さらに心臓エコー検査を追加して、手術前に心臓の収縮力や心臓内の地の流れなど、心臓機能を推測することが必要になります。

★胸部エックス線検査

上半身の首からみぞおちまでのエックス線検査を行います。

これによって肺や気管支の状態を調べます。

肺気腫や気管支炎など、手術中~手術後の回復ン位大きく影響する肺の状態を把握し、手術後の肺炎などの早期発見ができるようにします。

予期しなかった肺へのがんの転移が発見されたり、心臓の拡大が見つかることもあります。

★呼吸器検査

肺活量や一秒間で吐き切る空気の量などを調べる呼吸機能検査です。

これによって肺の手術では切除する肺の量を決めたり、たとえ肺の手術でなくても手術後肺炎の発症など、呼吸器合併症の予測に役立ちます。

全身麻酔では人工呼吸をおこなうので、酸素を体に取り込む指標として非常に重要な検査です。

また、手術中~手術後の痰の多さも予測することが出来ます。

2.麻酔開始の診察を受ける

麻酔科医師は全身状態の把握と口から喉への診察、そして問診を行います。

患者さんが受ける手術の種類によって質問は少し変わりますが、歯や開口の具合、首の可動性、心臓や肺の音などを調べ、スクリーニング検査で得られた結果をもとに問診を行います。

自分の命を預ける麻酔科医の診察を受ける時間は、とても短いもの。

予め聞きたい内容は準備しておきましょう。

そして、患者さんが麻酔科医に伝えるべきことがあります。

・現在、手術以外に治療している病気(糖尿病や高血圧など)

・今までかかった病気(小児ぜんそくや虫垂炎など)

・今、飲んでいる薬の種類と量

・アレルギーの有無

・今まで手術を受けたことがあるのなら、その時怒った合併症の有無

・麻酔をうけて高熱が出たり、調子が悪くなった家族がいる場合

・筋肉や血液の病気の家族がいる場合(筋ジストロフィーや血友病など)

これらは全身麻酔を受ける上で、麻酔方法を考えたり治療方針を考慮する重要な情報になります。

是非積極的に伝えましょう。

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手術当日の制限・注意点

手術当日には水分や食事制限があります。

手術開始時間によって、制限時間は異なります。

特に小児の場合は母乳、牛乳、お茶、食事別に細かい時間制限があり、月齢や年齢で異なります。

必ず麻酔科医に確認しましょう。

私が聞いた話、小児の患者さんで、「ご飯は手術前日の夜9時までOKです。」とお伝えしたところ、手術当日朝7時に、祖母がパンを食べさせたことがありました。

孫のお腹が空いていたので、ご飯じゃなくパンならいいかと思って与えたそうですが、もちろん手術は延期です。

食事制限の説明不足を痛感させられたエピソードだと先生はおっしゃっていました。

緊張して興奮する結果、血圧が上がると具合が悪い手術、例えば心臓の手術などでは、手術前に不安を抑える注射をうけます。

ふらつきが出たりぼーっとするので、注射を受けた後はベッド上で安静にして、手術室に入るまでお部屋で待機します。

手術中の過ごし方

手術室に入室したら、医師や看護師に任せる気持ちで、リラックスして臨みましょう。

スタッフは血圧を計ったり、心電図や酸素を計る機械で患者様の安全に最新の注意を払っています。

意識がある手術の場合は、手術中に痛みを感じたら遠慮なく遺体を伝え、気分が悪かった場合にも早めに伝えることが重要。

手術の主人公は医師でも看護師でもなく、患者さんです。

患者さんの手術を成功させるように、スタッフは最大限の協力を惜しみません。

手術中もコミュニケーションを取りながら、手術合併症を減らしていきましょう。

意識がない手術の場合には、麻酔医を信頼し、病気が治った後の生活を想像しながら手術をうけましょう。

今度目覚めたときには無事に手術が終了し、病気からの回復への一歩がすでに始まっているのです。

手術後の注意点・検査

検査手術や日帰り手術などの場合には、手術後には元の一般病棟の部屋や手術回復室でしばらく休んだ後、帰宅となります。

この時、吐き気や出血の有無を確認し、全身状態を確認します。

不安なことがあれば、帰宅前に確認しておきましょう。

入院が必要な手術では、手術後にICUや術後回復室に入室します。

そこで心電図、血圧計、血中酸素濃度などの連続モニター管理下に、血液検査や点滴治療を併用しながら、健康状態を観察します。

ICUに入室が必要のない手術の場合でも、一般病棟で同様の連続モニター管理と血液検査をお行います。

手術が終われば執刀医から手術の結果がご家族に伝えられます。

これは手術室近くの専用の部屋で行われることが多いようです。

その後、患者さんの回復に応じて面会が可能となります。

ICUでの面会は時間制限と人数制限があるので、ほかの入院患者さんやご家族、スタッフの邪魔にならないよう少し気配りが必要です。

大きな声は控えて、携帯電話は電源を切り、器具やカートに触らないようにしましょう。

風邪をひいている方や体の弱いご高齢のご家族、免疫の弱い小児はICU面会には向きません。

患者さんが落ち着いて、個室に戻ってからの面会が無難でしょう。

手術の大まかな流れがお分かりいただけたでしょうか?

詳細は各病院によって書く手術の流れが決まっています。

クリニカルパスと呼ばれ、術前の検査や手術、術後の流れなど、患者さんが受ける手術によって病院が定めた日程スケジュールです。

患者さんは入院と同時に手術の流れの説明を受けるので、わからないことがあれば確認しておきましょう。

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