鳥インフルエンザ・人に感染するの?【感染原因は・対処法は?!】




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終わったのかな?って思っているとまたどこかで鳥インフルエンザが発生して殺処分・・・。

何が原因なんでしょうね?

どういう感染経路で鳥インフルエンザ感染するのでしょうか。

やはり渡り鳥が原因でしょうか、でも渡り鳥が飛ぶ経路じゃないところも含まれているようにも思いますし、なぜ最近になってこんなに言われているのか不思議です。

鶏にあげている飼料やいろんなもので、鶏自体の抵抗力が落ちているとか、最近特にもろくなった卵の殻を思い出します。

そしていつ、人に感染するように菌が変異するのか・・・・。

感染したら猛威を振るうと思われます。

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高病原性鳥インフルエンザウイルスとは何ですか

インフルエンザウイルスには、A型、4B型、C型が存在しますが、通常ヒトに流行を起こすのは、A型とB型であり、またときに新型ウイルスが出現して、氾世界流行(パンデミック)を引き起こすのは、A型ウイルスです。

A型ウイルスは、人と含む哺乳類や鳥類に広く分布し、中でも水禽、特にカモが起源と考えられており、自然宿主として現在知られているすべてのA型インフルエンザウイルス、すなわちHA亜型のH1からH16までとNA亜型のN1からN9までのすべてのウイルスを保有しています。

これらのウイルスが他の水禽や、家きんや家畜、そしてヒトでのA型インフルエンザウイルスの供給源となっているわけです。

水禽では、通常インフルエンザウイルスは腸管に存在して共存をはかっており、宿主自体に病原性を示すことはほとんどありませんが、家きんに感染してはじめて病原性を発揮することがあります。

病原性を示しても、大部分は病原性は低く(低病原性、家きんを死に至らしめることはありませんが、当初より強毒株であったか、あるいは感染伝播の過程でHA遺伝子に変異が起こって、強毒株となったものが、高病原性鳥インフルエンザ(Highly Pathogenic Avian Influenza;以下HPAI)ウイルスです。

国際獣疫事務所(OIE)は、高病原性の定義として、最低8派の4~8週齢の鶏に感染させて、10日以内に75%以上の致死率を示した場合に「高病原性」を考慮するとしています。

分子遺伝学的なHPAIの定義としては、HA分子の開裂部位における塩基性アミノ酸の連続が存在することとされており、1997年における香港でのH5N1亜型の鳥インフルエンザウイルス感染事例においても、また2003年末から2006年末まで世界各地で発生しているH5N1亜型の鳥インフルエンザウイルスにも、この塩基配列が存在しています。

またこれまでに判明している高病原性鳥インフルエンザウイルスは全てH5亜型とH7亜型のウイルスに限られています。

なお、この「高病原性」とは取りに対する病原性を示したものです。

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鳥からヒトに感染しますか?

本来鳥インフルエンザウイルスは種の壁があるため、ヒトへは感染しないと考えられていました。

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この理由は、ヒトインフルエンザウイルスが感染、すなわちヒトの細胞の中に侵入するために用いる受容体と鳥インフルエンザウイルスが取りに感染する際に用いる受容体は異なったものであり、それぞれヒトはヒトインフルエンザウイルスに対する受容体を、鶏は鳥インフルエンザウイルスに対する受容体を持つため、それぞれのウイルスには感染するが、ヒトは鳥インフルエンザウイルスの受容体を持っていないため、これには感染しないと考えられていたからです。

しかしながら、過去世界的にみると現在までにいくつかの感染事例が報告されており(表)、この理由は明確ではないが、おそらく受容体の違いというのは、厳密なものではないため、大量にそのウイルスが体内に入れば多少の違いがあっても感染してしまうのだろう、すなわち大量暴露によっては感染し得るものであると理解されていました。

現在アジアを中心に広がっている、H5N1亜型の流行は、2003年12月17日に韓国において家きんにおけるH5N1感染が報告され、2004年1月12日に、ベトナムで家きんにおける発生とともに、3例のヒトにおけるH5N1感染の報告を皮切りに、2004年から2005年にかけて日本、タイ、カンボジア、ラオス、インドネシア、中国、マレイシアにおいて家きんにおける流行が報告されました。

このうち、ベトナム、タイ、カンボジア、インドネシア、中国で、ヒトへの感染の報告があります。

2005年7月以降、中東、ヨーロッパ大陸に拡大し、トルコ、イラクにおけるヒト感染が報告されており、その後、2006年の2月になると、ついにアフリカ大陸でも家きんの感染が確認され、エジプトでは人における感染も報告され、感染地域の広がりとともに、ヒトにおける感染報告例が徐々にではあるが増加しつつあります。

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H5N1亜型の鳥インフルエンザは、2004年以来アジア、アフリカ、中東、ヨーロッパにまたがり、家きん、野鳥を含めてこれまで53か国にて鳥における発生が見られており、そのうち10か国において258例のヒトにおける感染とうち死亡154例が報告されています(2006年11月29日現在)。

すなわち、この一連の発生事例は、鶏インフルエンザウイルスと言えども、濃厚に接触すれば、やはり感染するということを如実に物語っています。

科学的には、ヒトの気管/気管支上皮細胞に鳥インフルエンザウイルスに対する受容体があるという報告(Proc,Nati Acad,Sci,101:4620-4624,2004.)や、肺胞上皮細胞がH5N1亜型のウイルスに感染しているという報告(Emerg,Infect,Dis,11:1036-1041,2005.)がありましたが、最近の研究結果(NATURE 440(23):435-436,2006.)は、ヒトの肺胞上皮に鳥インフルエンザウイルスに対する受容体があることを示しており、この受容体が肺の深部にあるために、鳥インフルエンザウイルスに大量に暴露された場合には鳥からヒトに感染し得るが、ヒトからヒトへは容易には感染しないことを示唆しています。

表.過去の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染事例

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